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カツオ減少

日本近海に北上するカツオの漁獲量が減っていることから、
政府は、12月に米ハワイで開かれる中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の
年次会合で、太平洋赤道付近で急増する外国の巻き網漁船の隻数規制を提案することを決めた。

背景には、欧米の「魚食ブーム」に目をつけた台湾や中国などの
巻き網漁船が増えているという事情があり、日本の漁業関係者は危機感を募らせている。

たたきや刺し身でおなじみのカツオは、赤道付近から黒潮に乗って北上する。
日本では江戸時代から伝統の一本釣りで水揚げされてきたが、
1991年に10万トンを超えた近海の一本釣りの漁獲量は昨年、
3万475トンにまで落ち込んだ。

この不漁の原因を、水産庁は、幼魚までも一気に捕獲する巻き網漁船の急増にあると見ている。
同庁によると、赤道付近の巻き網漁船は最近10年間で64隻増えて221隻に上り、
増加分の7割近くが台湾・中国の漁業者という。

台湾・中国の漁船によってカツオが減っているともなれば、
今後のカツオに大きな影響を及ぼすでしょうね。