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レアアース ベトナムと共同開発

政府は、ハイテク製品の製造に不可欠なレアアース(希土類)について、
ベトナムと共同開発する方針を固めた。31日にハノイで開かれる日越首脳会談で
合意する見通し。レアアースは希少性が高い上、中国が世界全体の生産量の約9割を占める。
尖閣諸島沖の漁船衝突事件を機に中国が対日輸出を制限したことを踏まえ、
政府は中国依存からの脱却を目指したい考えだ。

ベトナムの北部地域は、液晶パネルやハイブリッド車のモーターなどハイテク製品の
製造に欠かせないセリウムやジスプロシウムなどのレアアースが埋蔵されているとみられる。
共同開発が実現すれば、日本側は探査や製錬などの技術を提供する見通しだ。

菅直人首相は28日からベトナムで開かれる東南アジア諸国連合ASEAN)関連の
首脳会議に出席した後、ベトナム公式訪問に形式を切り替えてグエン・タン・ズン首相と
会談する予定。会談ではこのほか、原発高速鉄道建設、インフラ整備での協力も議題にする。