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U19韓国に敗退

日本が2大会連続でU-20(20歳以下)W杯出場を逃した。
前回大会同様に世界切符をかけて韓国と対戦したが、2-3のスコア以上の完敗。
前半31分までにFW指宿洋史(19=サバデル)の2得点で先行したが、
同32分から前半のうちに3失点して逆転された。12年ロンドン五輪は、
世界を経験しない世代だけで臨まなければならなくなった。

日本のU-20W杯出場が消える笛が鳴った直後、
FW宇佐美はしばらく動けなかった。1点差のスコア以上の完敗。
「悔しいです。あと1歩だったのに、気持ちの面で負けていた」。
今大会4ゴールのエースは、そう言葉を絞り出した。

指宿の2ゴールで先行しながら、あっさり逆転を許した。
宇佐美ら前線にはタレントをそろえたが、最後まで守備の不安は解消しなかった。
176センチのセンターバックコンビは、190センチ近い韓国の高さに圧倒された。
「ロングボールへの対応は課題だったが、結果としてやられてしまった」と
布監督は振り返った。

前回大会も準々決勝で韓国に0-3と完敗。
選手たちは「それは前のこと。今のチームとは関係ない」と話していたが、
2年前と同じように球際の競り合いで負けた。
韓国との対戦経験も多いMF酒井は「今までの韓国とは違っていた。強かった」と
勝負に執着する気持ちの強さに驚いた。

U-20W杯出場権をとることは、このチームへの至上命令だった。
U-20W杯の経験が五輪に通じ、さらにW杯にも影響する。
だからこそ、Jクラブも選手の招集に協力した。
それが、前回大会に続いて韓国に完敗した。2年後(五輪)4年後(W杯)に向けて、
この敗戦の意味は大きい。

「現実を受け止めたい。各自チームに戻ってやることをやらないと」と
2得点の指宿は話した。「プラチナ世代」と呼ばれながら結果を出せなかった。
韓国との差は想像以上に大きかった。個々のレベルを上げない限り、
その差は埋まらないのかもしれない。